顎や耳の前が痛む
口を開ける、噛むときに、顎関節やこめかみ・頬の筋肉付近が痛むことがあります。
Temporomandibular disorders
顎の痛み、口の開けにくさ、顎の音。症状だけで決めつけず、歯・顎関節・筋肉と生活への影響を確認し、まず保存的で元に戻せる対応から検討します。

Symptoms
口を開ける、噛むときに、顎関節やこめかみ・頬の筋肉付近が痛むことがあります。
引っかかる、動かしにくい、食事や会話に支障があるなど、開口量や動きに変化が生じます。
カクッ、ジャリジャリ等の音が生じることがあります。音だけで痛みや機能障害がなければ、治療を必要としない場合もあります。
顎の痛みや開口障害は、歯の炎症、感染、耳・鼻の病気、頭痛、神経の病気等でも起こります。症状だけで顎関節症と判断せず、必要な鑑別を行います。
When to seek care
口が閉じられない、外傷後、急な腫れ・発熱がある場合は、自分で無理に戻さず、診療時間内は当院へ電話し、時間外または重症時は救急対応可能な医療機関・口腔外科へご相談ください。 強い頭痛と吐き気、麻痺、意識の異常、呼吸困難等がある場合は、直ちに119番等へ連絡してください。
Assessment
発症時期、痛む動作、食事や会話への影響、外傷、既往歴、服用薬などを伺います。
開閉口時の顎の動き、口が開く量、左右・前方への動き、関節音を確認します。
咀嚼筋や顎関節を触診し、痛みが再現する場所、歯や歯周組織、噛み合わせなどを確認します。
必要に応じて画像検査を検討し、専門的な検査や他疾患の評価が必要な場合は医療機関へご紹介します。
顎関節症は複数の要因が関係して生じると考えられています。「噛み合わせだけが原因」と決めつけることはできません。すべての方にCTやMRIが必要なわけではなく、診査結果に応じて判断します。
Conservative care
治療の目標は、痛みを減らして日常生活への支障を小さくし、顎の機能改善を目指すことです。状態に応じて段階的に進めます。
診査結果をご説明し、硬い物、長時間の咀嚼、無理な大開口など、症状を誘発する負担を見直します。
病態に応じて、上下の歯を離す意識づけや、専門家の指導による開口訓練等を行います。自己流で強く動かさないことが大切です。
適応を判断して口腔内装置や短期間の鎮痛薬等を検討します。全員に同じ治療を行うわけではありません。
症状と機能を再評価し、改善が乏しい場合、重症例、他疾患が疑われる場合は専門医療機関と連携します。

Reversible first
顎関節症の症状を改善する目的で、歯を削る、被せ物を作り替えるなど、元に戻せない噛み合わせの変更を初期治療として行うことは推奨されていません。
歯ぎしり・食いしばりや歯の摩耗が主なお困りごとの場合は、歯を守る観点から別に評価します。
歯ぎしり・食いしばりのページへRisks & limitations
Cost & duration
診査内容、治療方法、装置の種類等によって、保険適用の範囲や費用、期間・回数が異なります。診査後に、選択肢、費用の総額、期間・回数、追加費用が生じる条件をご説明し、ご理解を得てから治療を進めます。
料金ページを見るFAQ
音だけで痛みや開口障害がなければ、必ずしも治療が必要とは限りません。痛み、動かしにくさ、生活への支障がある場合は診査をお勧めします。
口腔内装置は選択肢の一つですが、すべての方に適するものではなく、改善を保証するものでもありません。診査して適応を判断し、使用中も調整と確認を行います。
病態や症状の時期により方法が異なります。痛みを我慢して強く動かさず、診査と個別の指導を受けてから行ってください。
顎関節症は複数の要因が関係し、噛み合わせだけを原因とは断定できません。症状改善のために歯を削るなど、元に戻せない変更を初期治療として急ぐことはありません。
Consultation
成人の新患・セカンドオピニオンはWeb予約をご利用いただけます。顎の痛み、口の開けにくさ、顎の音など、気になる症状は初診時に詳しく伺います。
外傷、口が閉じられない、急な腫れ・発熱がある場合は、診療時間内は当院へ電話し、時間外または重症時は救急対応可能な医療機関・口腔外科へご相談ください。予約の変更・キャンセルも電話で承ります。